本作は、⽂字が知識・記憶・そして神聖な意味を担う存在としてどのように時代 を超えて進化してきたかを探求するものである。作品は、使⽤の痕跡と積み重な った歴史を刻む古い⽊⽚の上に制作されており、変化する⽂明と⾔語の具体的な 証⼈となっている。 『⽂字の系譜』は歴史を記録することを⽬的とするのではなく、書かれた⾔葉の 旅路を⾒つめる。そして、形や⾔語が変化してもなお、⽂字は⼈類・知識・信仰 を結ぶ架け橋であり続けることを⽰している。